北限のゆず調査録 No.9 現地調査⑤

皆さんこんにちは!北限のゆず調査団、早稲田大学2年の松田です。
8月の現地活動で、米崎町にお住まいのゆず所有者の方に聞き取り調査を行いました。

このお宅のゆずは、100年以上前に植えられたもので、所有者の80代の方が小さい頃には、すでに太く大きかったそうです。
そのゆずは、椿の木の隣に植えられていました。
椿を切ってしまうと、冬に冷たい風が直接ゆずの木に当たってしまい枯れてしまうため、寒さから守るためにも椿を切ることができないとのことでした。

近所で最も古い木のようで、採れたゆずの種を苗まで育て、地域の人に配っていたようです。
そのため、近くの古いお家にはゆずの木が多く見られました。
また、収穫したゆずはお家で漬物やゆず湯、ジャムにしたりゆず風呂に使ったりしていました。

今回の聞き取り調査ではゆずの木が何年前に植えられたのか、持ち込まれた由来を詳しく知ることはできませんでしたが、この地域の修験道について学ぶことができ、高田の歴史を知る機会になりました。
高田の歴史を知るということは、ゆずが持ち込まれた歴史を知ることに繋がるので、大変興味深いお話が聞けて嬉しかったです。